ver.0.91更新

通しプレイは最終章が終了しました。終章外伝とエンディングの見直しがまだなのですが、遭遇率が多そうなバグをひとつ見つけたので一度更新します。また時短に繋がりそうな新機能もあります。そして本記事最後にイージーモードについての告知のような何かがあります。

 

◆バグ・不具合修正

・「魔術反撃」を持つ対象に対して援護射撃で攻撃すると戦闘がキャンセルされる不具合を修正

最終章にて発見しました。ver.0.80で試したところ発生しなかったため、最近の何らかの修正によって新たに出てきたバグと思われます。

 

 

◆新機能・新要素

・敵ターンの速度(ウェイト時間)の設定変更が可能に



敵ターン開始~移動しだすまでの時間を3段階から選べるようになりました。「普通」が今まで通りで、ある程度短縮した「速い」と可能な限り早めた「高速」があります。

作者の体感だと「速い」はなかなかいいかもしれません。「高速」だと若干慌ただしく、思考のリズム的に自分とは合わないかなと感じました。しかしとにかくタイパを優先したい人や高速思考に自信のある人にはアリではないでしょうか。

なお、これ以上の短縮はプログラムを一から書き直さないといけないレベルになりそうなので難しいです。

 

・配布内容に「巻き戻し機能の使い方.txt」を追加

 

今更ながら、この機能に気づいてない人もいるような気がしてきたので、多少目立つところにやり方を書いておくことにしました。ゲーム中で説明してしまうのも考えましたが、かなりのメタ情報のため作中には記したくないという結論に至りました。

 

ところで作者としては「常時セーブ可」と併せて「巻き戻し機能」も合わせれば、ほとんどの人はこのゲームをクリアできるだろうと考えていたのですが、それは甘い見積もりだったのかもしれません。詳しくは後述。

 

◆調整・変更

・最終章の地形を若干変更

念のためですが、最終章とは22章のことで23章=終章外伝のことではありませんのであしからず。

 

地形の変更点についてですが、マップ上~中央にかけて少し森が増えました。斥候系ユニットが潜伏しながら北上できるような調整です。なお攻略の選択肢を増やすための調整でありまして、その方法を必ずしも推奨するものではありません。

 

・最終章ボスの思考ルーチンを微調整

正確には敵全般の範囲攻撃魔術の使用についての思考ルーチンの調整です。巻き込める敵対ユニットが一体の時には範囲攻撃の優先順位を下げるようにしてあります。

ラウフェイ一人に対してカタストロフィばかり連打していたので少し調整しました。

 

・コマンド選択の詠唱法をホイール回転した際に軌道操作がグレーの場合は次の詠唱法を選択するよう調整

「使用不可の軌道操作」の他に手加減や援護連携があると、左側でのホイール回転が無効になっていたのを修正しました。

 

・編成画面の「目的」の表示内容を調整

この部分はクエストでの大まかな目的の表示として設定したものですが、戦術マップでは「勝利条件」を表示するようにしました。

戦術マップに移行してより詳細な勝利条件が出ると多少齟齬が生まれるための調整です。なお、リザルト画面でのミッション部分にも使われていますが、ここも勝利条件表記に変わっています。

 

・詠唱障壁の発動の仕方を微調整

今までは詠唱障壁のスキル保持者の「攻撃方法が魔術」の時のみ発動していましたが、「サブ武器が魔道具」でも発動するようになりました。

 

・戦闘不能の敵からは撃破以外で経験値を得られないように変更

戦闘不能にした高レベルボスを足払いしつづけて経験値を稼ぐような方法を制限する調整です。なおトドメをさした場合は経験値が入ります。

 

・一部魔法エフェクト追加

黒死病、魔力拡散のエンチャントなどです。

 

 

 

今回は以上になります。なお「イージーモードがあまりイージーではないのではないか」との指摘がありましたので、今回更新では保留しましたが、次回更新で「継続」または「撤廃」を明確にします。

 

まず指摘自体としては「イージーモードは増援が減る分、その増援から得られる経験値、また捕縛した際の戦利品がないので逆に難易度が上がらないか」という趣旨です。

指摘される前、作者はこれを「誤差に留まる」と考えていましたが、長期的に見ると不利となりえる可能性は確かに否めません。

ただし「イージーにより増援が減っているのは確かに攻略を楽にしている」可能性もあり、決断を保留しておきたいところもありました。

 

それとは別に、「そもそもイージーモードとはどうあるべきか」というのも考えたところ、やはり「初級者の救済」だと思います。

 

もし現状、SRPG中堅以上レベルのプレイヤーが「どれ、イージーモードも少し見てみるか……言うほどイージーじゃねえな」という感想を抱くだけのものなら、もはやイージーモードの存在価値はなく、無駄にプレイヤーの選択肢を増やすだけの機能は廃止するべきでしょう。

 

では初級者救済をするならばどこまですればいいのかと考えた時、少し増援が減っている程度では本当の初心者はとてもクリアできないそうです。

 

ここで当の初級者を差し置いて、上級者側だけでああすればいい、こうすればいいとアイデアを出すことには違和感を覚えたので、初級者からの生の声を聞けないのであればイージーモードの実装は諦めるべきであろうと考えました。

 

あとは現行のイージーモードがある程度のプレイヤーにとって攻略の一助になっているのかいないのか、それ次第で継続か撤廃かを決めようと思います。撤廃しないで欲しいなどのご要望があれば、お伝えいただければ判断の一助とさせていただきます。