時間が空きましたが、その分仕切り直せた感があります。一般公開に向けたほぼ全ての仕様と調整が定まりました。後は通しプレイで不備をチェックしていきます。
◆バグ・不具合修正
今回はバグ修正は非常に多数かつ、前回からだいぶ時間も空きましたので、個々の解説は割愛させて頂きます。
以下に表記した以外にも色々と細かい修正があります。
・龍脈のHPバグを修正
・凍結した水地形で落馬しても強制捕縛となる不備を修正
・特定状態異常時の連携攻撃を禁止
・洗脳されたユニットがチャージなしでチャージ攻撃ができる不具合を修正
・石化ユニットのポイントに地形干渉術を使った時の不具合を修正
・二刀流戦闘時に武器が消失した場合の挙動を正常化
・乗り降りのバグを修正
◆新機能・新要素
・ハードモードを実装
増援が増えるハードモードを実装しました。周回要素なので最初は選べません。
ハードモードのやりかたは2パターンです。
・エンディング後に表示される周回ニューゲーム時に選択
・セーブNo.1に一回以上クリアしたセーブデータがある場合にタイトルからニューゲームを選択
上の条件を満たしていれば難易度ハード（敵増援増加）が選択できるようになっています。ちなみに増援が増える以外には何も変わりません。
ただし増援には固有アイテム持ちもおり、そのためハードモードでしか出てこないアイテムというのもあります。
・思考ルーチン「その場から移動しない」のNPCは移動確認時の移動範囲を描画しないように
地味に大きい変更です。思考ルーチンの関係で一切移動しないNPCユニットは移動範囲を描画しません。
これにより、プレイヤーが初見の敵ユニット等に対して対策を取りやすくなるものと信じます。ただし思考ルーチンはイベントなどで変更されることもあるので油断はしないよう注意してください。
・アイテムを6個所持しているユニット同士の道具交換ができるように
アイテム交換は空いているスペースに選択アイテムを放り込むという仕様上、両者が上限までアイテムを持っていると一切交換ができませんでした。
しかしゲーム後半で不便を感じる場面が何回かあったため、交換できるように調整しました。
専用プログラムを組んだのでいつもと少し違いますが、体感的にはほぼ同じ動作でできると思います。
・チュートリアルに要素を追加
今までの必須戦闘の後にもう一回、派生戦技で攻撃するチュートリアル戦闘を作りました。もしかしたら派生戦技の開き方に気づき辛さもあるかなと思い配慮してみました。
テストプレイヤーの方には今さらな話ではありますが、公開に向けなるべく親切にしていこうという設計の一環です。
・クエストマップ・モンタニカを追加
使い回しマップだったのをひとつ専用に作りました。屋内だと色々と不自然なイベントや会話があったため、その解消を図りました。
・二刀流でのコマンド選択画面でサブ武器の変更機能を追加
二刀流で戦闘する場合、、サブ武器は事前に装備しているもので固定でしたが、戦闘前の武器選択画面で選べるようになりました。
この他にも二刀流はなるべく使いやすくなるようなシステム面の調整を入れています。
・クエストイベントをいくつか追加
キャラの掘り下げが主になります。あと最終的な好感度=人望の調整も兼ねています。
・馬の最終的な合計入手数を＋１
最終的にもう一頭欲しいなと思ったので追加です。増えるタイミングとしてはけっこう後半かつ、お金がかかります。
◆調整・変更
・アクティブゲージ最大値の計算式を変更
（旧）１００－(敏捷÷２＋レベル÷３)＋重量補正
（新）１００－(敏捷＋レベル－重量補正)÷３
旧版だと重量の影響をモロに受けていたのが、重量の影響が３分の１になった感じですね。つまりこれは重い武器を持つキャラの足が少し速くなる調整です。
これにより、騎士盾を予備で二つ持ったりしてもそれほど行動力は下がらなくなりました。以前だとそんなことをすれば気になるレベルで行動が遅れていたので、結構大きめな変更かもしれません。
・スクリーンショットのファイル数上限を設定
以前は無制限でしたが、今回より200個までとさせて頂きました。1000個くらいファイルがあると、予期せぬエラー落ちなどが発生し、対応も不可脳だったりするようです。
200個までは撮れますが、推奨は100個くらいです。ある程度溜まって、なおかつ保存しておきたい場合は、ご自身で別途に保存フォルダを作って頂くようよろしくお願いします。
・出撃時のアイテムチェックアナウンスを追加
固有アイテム(文頭☆付き)を控えメンバーが持っている時、または倉庫にある時にアナウンスします。他にも少し増えてます。
・表情差分を全実装
会話での表情差分をすべて実装しました。もう一回の通しプレイで再確認し、不自然さを直していきます。
今回の通しプレイが味方が死亡ロストしまくるグダグダなプレイでやっているので、ここで死亡していたキャラなどは特にチェックが浅いです。
エラー落ち等はしないはずのプログラムを組んでいますが、ずっと目を閉じたまま会話したりは普通にありえそうなので、若干の注意は必要かもしれません。
・着弾後拡散魔術の命中力計算式と戦闘情報画面を正常化
アースブレイズなどは着弾地点が最も命中が高く、拡散する周りのヘックスに対しては命中が落ちるように変更しました。今までが少し強すぎましたね…
・エンチャントの回数消耗を攻撃時から追加効果発動時に変更
エンチャントには持続回数制限があり、特定回数攻撃すると消滅していました。今回からその回数の消費を追加効果が発動時のみに限定しました。持続力が伸びる調整です。
序盤で地味だったブレスウェポンが後半けっこう重要になったりするので、より有効な手段として使えるようになったと信じます。
・居合を自動発動に変更
コマンド選択だったのを自動発動に変更です。速度が上回っていれば、攻撃されたとき先手を取ります。
これだけだと強すぎますが、一度発動すると３０ＴＰ経過まで再発動できないので、単騎地雷のような使い方はできません。
また近接戦闘でなければ発動しないので、あるいは見切りの方が使いやすいかもしれませんね。
・切り込みをスキル化
武器戦技だったのを個人スキルに戻しました。武器戦技とするには個性が強すぎと判断してのことです。
・クラックに禁止地形を追加
地面を隆起させる術ということで、水場などで発動するのは不自然ということもあり設定しました。各種水地形の他、石床なども禁止にしましたが、これはまだ試用期間な面があります。
地面干渉術が石床などで使えないというのはリアルではあれ、ゲーム的には不便さが勝るかもしれず、再設定する可能性があります。ご意見求ム案件です。
・11章を敵の全滅でもクリア判定に
・14章ユノーの増援位置を変更
・各章バトルマップに細かな調整多数
戦術マップの細かい調整は多数あります。ただマップサイズの変更はないので、以前あったようなロード不可というステージはありません。
ざっと確認はしていますが、以前のバージョンのデータからロードした場合に軽度のバグが起こる章もあるかもしれません。
・隠者の秘儀を敵にも使用可能に
邪魔な敵を遠くに飛ばすという使い方ができるようになりました。
・盾戦技をすべての盾で統一。バリケードを削除
・威圧を自動展開からコマンド選択に変更
小盾、騎士盾、大型盾は盾戦技がそれぞれ異なっていましたが、すべて統一しました。煩雑さを解消し、プレイヤーが盾戦技を把握しやすくなるものと信じます。
バリケードの削除ですが、盾役で敵をおびき寄せようとしてバリケードのせいで敵が寄ってこれないというのが熟練者向けすぎる仕様と感じたために削除です。
これはスキルの「威圧」も同様なので、移動阻害はスキル「威圧」に絞り、かつ自動発動からコマンド選択発動に切り替えることで調整としています。
・位置交換後に位置確定せずに近距離補助を可能に
例えば踊りなど、位置交換すると使えなかったのを位置交換中に使えるように変更しました。
これにより、今までは踊りで後退していたところを前進しつつ使うという方法が使えるようになりました、もちろんこれは踊り以外のゼロ距離干渉術でも使えます。
今回は以上になります。
そろそろ一般公開が近いです。つまるところ、もう一回確認の通しプレイをして、なるべくそれでGOサインを出したいところ。そのため新規に何か実装するのは極力控えたいと思います（と言っても確定で実装する新要素は二つほどありますが…）。
また、通しプレイと並行して公式サイトも工事していきます。そこまで凝ったサイトにはならないでしょうが、新規に訪れた人にとって有用・正確な情報に更新していきたいところです。
さて、テストプレイヤーさんには当初にお伝えした通り、強制的な義務などは一切ありませんので、都合が付かなければ本更新はスルーで構いません。最初の募集からだいぶ時間も経ったのもありますし…
ただ、テストプレイとフィードバックで協力いただけるなら大変励みとなりますので、都合のつく方はぜひ本更新もご確認ください。個人的には今までいただいたご意見を総括してだいぶ改善がなされたと思います。
そういった次第でバグ報告などがあれば対応いたしますので、よろしくお願いします。大きな更新については予定ではver.0.79は飛ばしてver.0.8(一般公開のβ版)になると思います。
