ver.0.706更新(テストプレイ版)

進行不能系ではありませんが、重大なバグが発覚しました。HPの成長に制限がかかっており、30で止まるというものです。
今回の更新はその修正に加え、正常な成長を辿った際のHPをできる限り再現するパッチ当て効果を含みます。
詳しくは下記のバグ・不具合修正と新機能・新要素の該当項目の解説をご覧ください。

 

◆バグ・不具合修正

・HPが30を超えると成長しないバグを修正

前回通しプレイの最後の方で、パラメータの限界上限というのを設けました。プレイアブルユニットの各パラメータは30で打ち止めとなります。
これがHPにも反映されていたというミスで、自軍ユニットのHPも30で打ち止めになるという極めて重大なバグが判明しました。

HPに関しては別の上限値を設けることで対応しました。

 

・8章のミュレイとゾラスの加入イベントの不備を修正

ミュレイは体験版の頃は「アライメントの数値が一定以上だと現れ、仲間になる」という経緯を辿りました。
しかし完全版にて、「必ず現れ、アライメントの数値が一定以上だと仲間になる選択肢を選べる」という変更を行ったところ、以前の話しかけただけで仲間になるフラグを外し忘れるというミスがありました。これを修正しています。

また選択会話後のセリフ変化の一部で、ミュレイのものがゾラスに反映されるミスがあったため、これも修正しています。

 

・迎撃態勢のユニットを呼び寄せや位置転換の魔術で転移させた際、元の位置の迎撃ポイントが残る不備を修正

迎撃をセットしたユニットを例えば救済の秘儀で呼び寄せた場合など、強制転移した後でも迎撃判定エリアは転移前の判定が残る挙動が発見されました。

不自然であるため、転移されたユニットは迎撃フラグがリセットされるという修正をしました。

 

・ステータス画面2頁で現在装備が両手持ちの条件を満たしていると、すべての武器の技能の見かけがプラス修正される不備を修正

 

ステータス画面2頁では所持する武器種すべての技能値を表示しており、そこにはスキルによるボーナスも含まれます。
その内、両手持ちでのボーナスが「今現在」両手持ちの条件を満たす装備をしているかどうかで判定され、表示内容に誤りが出る結果となっていました。

全武器種に対して両手持ちできるかを判定するよう修正しています。

 

◆新機能・新要素

・本バージョンにてver.0.705以前のデータをロード時に自軍ユニットの最大HPを補正

正常な成長を辿った際のHPをできる限り再現します。ver.0.705以前のセーブデータをロードすることでそのデータにパッチが当てられます(リプレイのロードでは不可です)。


パッチが当たった場合、ロード直後に『HP修正パッチが適用されました』とアナウンスが出ます。HP30以上のユニットに変化があれば成功です。

ver.0.706以降ではこのパッチは当たらなくなりますので、今回更新のバージョンで新しくセーブを行ったセーブデータには以降パッチ機能は無効になります。

変化を確かめたい人は以前のバージョンでHPを確認後、本バージョンを当ててください。

なお、本パッチを当てたことで明らかにおかしいHPになった場合はセーブせず、メールかバグ報告ページで作者までご報告ください。


以下はパッチの解説です。

 

本作のパラメータ上昇のメカニズムとして

・各種パラメータは経験値を持ち、実値は初期パラメータ+経験値÷100で表される
・通常の経験値が入ると成長率に応じて各種パラメータ経験値が加算される
・レベルアップ時に各種パラメータの経験値が成長率と同じ値だけ加算される

つまり、通常の総経験値×(成長率÷100)+レベルアップ回数×成長率でパラメータの経験値を求めることが理論上可能です(実際には色々な影響で多少誤差が出ます)。

本パッチではこの通りの計算を行いHPの経験値を求め、HP経験値を上書きしつつ初期HPに÷100を加算しています。

 

なお、経験値取得履歴のないユニットには判定を除外、算出した値より元セーブデータ上のHP経験値の方が多いユニットも除外対象です(その場合パッチで逆に下がるため)。

また、イベントや秘薬などでHP成長率に補正がかかったユニットについては、補正分を反映することは困難でした。ご了承ください。

 

 

◆調整・変更

・なし

 

 

 

今回は以上となります。HP成長の不備ということでモチベーションを削がれるテストプレイヤーさんもいるかと思い、バグ修正に加えて正常化パッチ機能を付けさせて頂きました。お詫びの気持ちもあり、多少なりとも慰みとなれば幸いです。

 


さて、募集していたテストプレイヤーについてですが、充分な人数が集まったため締め切りとさせていただきます。

ver.0.8以降を一般公開とする予定なので、それまでお待ちください。